📺 羽鳥慎一モーニングショーで飛び出した、元フジアナで弁護士・菊間千乃さんの一言が、ネット上にさざ波を広げています。
共産党やれいわ新選組の「消費税廃止」政策が紹介された流れの中で、彼女はこう問いかけました。
「消費税って、悪なんですかね?」

当たり前に払っているこの税金。でも、本当に“悪”なのは制度? それとも――
SNSやコメント欄を読み込むと、浮かび上がってきたのは税そのものより、「その使われ方」や「政治への信頼」への不満でした。
💬 消費税に対する“違和感”と“不信”の声
視聴者のリアクションを見ると、「消費税が悪かどうか」という問いに対して、単純な答えはありません。
でも、共通していたのはこんな感情です。
🟠「社会保障に使うんじゃなかったの?」
少なくとも、本来の使用目的である社会保障以外に使われている、今の状況では“悪”と言えると思う。
消費税は「社会保障のため」だと繰り返されてきたのに、法人税や高所得者の減税とセットで動いている。それって筋が通ってない。
🟠「政府の努力が見えない」
財源が厳しいから消費税が必要、という前に、自分たちの身を削る姿勢を見せてほしい。そうすれば国民も納得して協力するのでは?
つまり、消費税そのものへの反発というよりも、
- 目的と実態の乖離
- 「国民ばかりに負担を強いる」政治への不信感
こうした“ズレ”に対する怒りや不安がにじんでいるのです。
🧮 消費税は“逆進性”の象徴? 貧富の分断が広がる仕組み
多くのコメントで繰り返されていたのが、逆進性というキーワード。
つまり、「お金を持っていない人ほど負担が重くなる」という構造です。
高級車を買う人も、カップラーメンしか買えない人も、10%は同じ。それって平等なんでしょうか?
消費税は、生活に余裕のない人たちの財布に“罰金”を課しているようなもの。
特に印象的だったのは、「中間層の消失」と結びつけたこんな意見です。
経済が回るためには“分厚い中間層”が必要。でも逆進性の高い税制では、その層が育たない。金持ちと貧乏人だけになれば、経済は回らないんです。
確かに、1989年に消費税が導入されて以降、日本経済は「失われた30年」と言われる低迷期に突入。
この流れと消費税を結びつける声も、少なくありませんでした。
💸 「財源がない」は言い訳? 国民の納得感が崩れている
れいわ新選組や共産党は「国債発行」や「大企業優遇の見直し」で消費税の代替財源を提案しています。
一方で、番組では「それで本当に経済は回るのか?」と疑問の声も。
この点についても、視聴者の声は意外と現実的でした。
国債頼みも心配。でも「財源がないから仕方ない」で全部押し通す政治には納得できない。
まずは政治家や官僚が“自分の身を切る”改革を見せてほしい。税の前にやれることがあるはず。
消費税への賛否を超えて、「納得感のない課税」に対する不満が、根底にあるようです。
⚖️ 廃止 or 維持? ではなく“弾力運用”という第三の道
目立っていたのは、「廃止か現状維持か」という二極論ではなく、“弾力的な運用”を求める声でした。
食品や日用品など、生活必需品だけでも税率を下げられないのか?
景気が悪いときは消費税がブレーキになる。好景気ならありだけど、不況時は柔軟に対応すべき。
税制は経済の“温度調節装置”のようなもの。弾力性がないと、危機には耐えられない。
このあたりには、単なる感情論ではなく、**政策としての税の“運用”をどう考えるか?**という冷静な視点も見て取れます。
🗣️ 菊間氏の問いが投げかけた「本質」
菊間千乃さんの「消費税って悪なんですかね?」という発言には、批判的な声もあった一方で、「よくぞ言ってくれた」という共感も少なくありません。

聞こえの良い主張だけが支持されがちな中で、あえて問いを投げた姿勢には好感が持てた。
テレビでこうした“タブー感のある問い”を投げかけること自体が、意義のある行動。
“消費税=悪”と断じることも、“完全正義”と断言することも、今の社会にとっては危うい。
だからこそ、
- 本当に公平な税制とは何か?
- 税の使い道は適正か?
- 「誰がどれだけ負担すべきか」という設計の妥当性
こうした本質的な議論を、今こそ深めるべきではないでしょうか。
✍️ まとめ:「当たり前の税」を見直すタイミング
消費税は、私たちの買い物すべてに影響する“身近な税”。
でも、身近だからこそ見過ごされがちな構造的な問題があります。
- 逆進性の不公平
- 財源としての曖昧さ
- 政治の説明責任の欠如
- 弾力性のない制度運用
「消費税が悪なのか?」
その答えは簡単ではありません。でも、この問いをきっかけに、
“納得できる税”とは何か?
を考えることには、大きな意味があるはずです。
🧠 あなたはどう思いますか?
消費税は続けるべき? 廃止すべき?
それとも、もっと“使い方”を変えるべき?
SNSでも、あなたの声が求められています。